7 父が寝たきりの伯母を助けに行き津波で死亡。無職の母と高1、小5の妹と自分が残されました。あと1年、何とか卒業したいと思っています。妹たちを学校に行かせるために学校をやめて働こうかと悩みました。奨学金がなければ就職するしかありませんでした。 (専門学校生) 母、祖父母が震災で死亡。父も失業しており経済的困窮度が高い。大学生の兄と私と、中学生の妹の3兄妹、大学に入ったもののこの先不安でいっぱいです。兄と大学を辞めようかと話しましたが、兄弟共にロータリー希望の風奨学金をもらえることになって、卒業まで頑張ることにしました。(大学2年)Message2012 父が津波で行方不明。学業が優秀。本人は在学中のロシア留学を希望しています。将来日本の担い手となることを確信しています。(国立大学の担当教授) 父が津波で死亡。学費が払いきれず退学も仕方がないと思いましたが、学校が授業料を免除してくれました。県の奨学金とロータリー希望の風奨学金で卒業までの目途がたちました。頑張って医療事務の勉強を続け、被災した自分の町を医療の現場で支えたいと思います。(専門学校の1年生) 津波で主人を亡くしました。4人の子どもの将来をどうしようかと思い悩んでいましたが、大学に行けるようになったら卒業まで毎月給付してくださるんですね。子どもに進学しても大丈夫だから勉強しなさいと言えます。ありがとうございます。その時はよろしくお願いいたします。<後は涙で言葉にならない方>(高校1年生を筆頭に4人の子を持つ母親)父、母、姉の家族全員を津波で失いました。一人生き残って伯父の家に身を寄せています。私は動物好きで動物看護の専門学校に進学が決定した後も、経済的負担から一度は夢をあきらめ就職活動に転じようとしましたが、悩み抜いた上でこの奨学金の後押しもあって夢をあきらめないことを決意しました。 父母が津波で死亡。中学2年の弟がいます。弟を高校まで行かせてやりたくて私は働かなければ…と思っていました。でも奨学金がいただけるのなら既に合格した医療専門学校で勉強ができます。ありがとうございます。(高校3年の女性) 父は身体障害者のため逃げ遅れて死亡。自分は一人っ子で津波のトラウマによってなかなか前を向いて生活できませんでした。今は少しずつ立ち直ってきています。専門学校に通っている間にこれからのことを考えたい。奨学金は私に立ち直るための時間を与えてくれたように思います。(高校3年の女性) 同居家族のうち自分を除いて皆を一瞬にして失いました。現在、祖父の家に身を寄せています。進学した折には在学証明書を送るので、奨学金をお願いします。ようやく前を向けるようになりました。 (高校3年の女性) 父が津波で死亡。無職の母と高2の弟は仮設住宅で暮らしています。自分の目の前に明るい材料は何一つありません。でも今は何とか大学を卒業することで未来が開けると信じています。 (大学2年)
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