希望の風 ロータリー希望の風奨学金10年のあゆみ
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10 津波で母が死亡。今はアルバイトをしている父と兄2人(アルバイトと無職)と私の4人暮らしです。経済的にとても大学進学は無理と思っていましたが、先生がこの奨学金を教えてくれました。工業系の大学で自動車関連の開発の勉強をする夢をかなえたいと思います。  (高校3年の男性) 父子家庭でした。父が、妹の無事を確認後に自宅にいた兄を心配して車で移動中津波に巻き込まれ、兄、私、妹の3人が残されました。兄は「ロータリー希望の風奨学金」を受けて大学2年生、妹は中学2年生。私は生徒会の副会長として生徒会の運営に携わってきました。文学を学びたいと思い大学を受験、合格しました。今は前途に明かりを見つけた思いがしています。         (高校3年の女性) 父が津波で死亡。母(無職)と私は仮設住宅に住んでいます。私は情報と福祉を結びつけて障害者の手助けをしたいと思って大学を決め、合格しました。経済的困窮度が極めて高いので、奨学金なくして進学は考えられません。         (高校3年の女性) 夫が津波で死亡。長男が「ロータリー希望の風奨学金」を受けて大学2年生です。この下に高2、中2、小5と3人の子どもがいます。皆、勉強が好きで大学へ進学したいと思っているようですが、「ロータリー希望の風奨学金」はこの子たちにもいただけるのでしょうか。(4人の子どもの母親)はい、大丈夫ですよ ありがとうございます。子もたちに安心して勉強しなさいと言えます。 父が津波で死亡。母、兄(「ロータリー希望の風奨学金」奨学生)、祖母と私の4人暮らし。経済的に大変苦しくて、進学を諦めたときもありましたが、幼稚園教諭になりたいという夢があり、改めて進学を決意、大学に合格しました。奨学金がなければ就職するしかありませんでした。     (高校3年の女性) 父が津波で死亡。自宅も全壊し母と弟(中2)と3人で仮設住宅に住んでいます。姉は「ロータリー希望の風奨学金」をもらって京都の大学で勉強しています。私は大学を卒業したらぜひ、地元の復興の仕事に携わりたいと思っています。(高校3年の男性)

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